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プロジェクトX風に宝塚を語るスレ

1 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/20(土) 16:52:28 ID:lAqncWjL
そのとき、

2 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/20(土) 16:53:58 ID:lAqncWjL
若手演出家だった植田は会長室に呼ばれ、
重大な決定を告げられた。

3 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/20(土) 16:55:46 ID:RoFmUwcx
3ゲトwww

4 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/20(土) 16:56:48 ID:QcQGBI4Q
植田のその後の人生を変えるきっかけとなった一言
それは…

5 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/20(土) 17:02:57 ID:lAqncWjL
もう温泉の余興の時代ではない。
私は君に、宝塚をブロードウェイでロングランを続るような
劇団に育てて欲しい。

会長は、重大な決意をもって告げた。

6 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/20(土) 17:04:20 ID:lAqncWjL
続けるような、だ。

その重い決意のため、会長も噛んでしまった。

7 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/20(土) 17:12:23 ID:EMIo/lUM
そのためには・・・

8 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/20(土) 18:51:45 ID:IaPe3VJI
ホ○になるしかないと思った。

9 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/20(土) 19:22:14 ID:QcQGBI4Q
そうだ、この女の園でジェンヌに手を出さずに真面目にやっていくには
嗜好を変えホ○になるしかない。
この業界で成功するには。

10 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/20(土) 21:40:21 ID:lAqncWjL
植田のその一言に、周りの男たちは凍りついた。

11 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/20(土) 21:49:08 ID:iebLMwjA
(いったんここでしーえむで〜すっ)

12 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/20(土) 23:19:02 ID:BQphw5Wf
>11
なんでNHKでCMがあるねんw

(CMあけ5秒前、…、2、1)


13 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/21(日) 00:23:47 ID:XmqmIUmJ
ダメだ。
どんなに考えても創作意欲より恐ろしさが残る。
その時、男は閃いた。
「植田が大ヒット作を作れば、違う世界が見えるかも知れない。」

男達の戦いが始まった…


14 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/21(日) 02:26:12 ID:al9CStfZ
テーマ曲「地上の星」
唄:未来優希

15 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/24(水) 18:12:41 ID:YS62JCGT
あげ

16 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/24(水) 20:02:46 ID:ZVkGUewX
トップが退団発表。
納得のいかない組替えが始まる。

17 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/27(土) 07:40:23 ID:Lu3Holp0
新作に轟の降臨が告げられた。
動揺が走った。

18 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/27(土) 12:34:39 ID:lm/Pq2aV
組子は思った。「耐えるしかない」

19 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/27(土) 15:29:38 ID:ye+LLEl+
ファンは思った。
 「お金を払ってまで耐えなければならないのはなぜだ?」
疑問は大きくなるばかりだった。

20 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/27(土) 17:25:06 ID:Lu3Holp0
駄目だ、チケットが売れない。
劇団は、FC幹部会に詰め寄った。

21 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/27(土) 17:51:12 ID:ye+LLEl+
飢えだはひらめいた。
 「そうだ!各組二番手を投入して役替わりというのはどうだ!」

22 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/27(土) 18:17:41 ID:894NUMQs
おりしも歌劇団が90周年を迎えようというときであった

23 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/28(日) 01:15:46 ID:YMPjksXc
しかし、多くの2番手クラスの有望株は、
既に宝塚を去っていた。

それは・・・

24 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/29(月) 23:18:23 ID:0GS9XLqL
トップ候補が多すぎる。
絞り込まなくては。

飢えだの心に、迷いは無かった。

25 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/30(火) 01:04:47 ID:q4TiYWzE
こうして新専科制度が始まった...。

26 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/30(火) 23:25:38 ID:uwNmBCPJ
新専科制度・・・
それはファンを巻き込んでの荒海への航海の始まりにも見えた。
事実、後の世の人々はこれを「暴挙」と呼んだ。

なぜなら・・・

27 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/30(火) 23:38:47 ID:fFNExenO
飢えだは言った。

「客の呼べない子はいらない」。
こうして、暗黒の『ハローグッバイ時代』が展開されたのだった。


28 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/31(水) 00:26:10 ID:3zqNKlvl
そのハローグッバイに、乗らざるを得ないトップがいた。
チャーリーだ・・

トップ退団公演にも係わらず、その退団トップが不在の舞台を
毎日観る事となり、東宝のチャリーファン達は毎日を泣いて過ごした。

当時の花トップファン達は、決して忘れない。
新専科などという暴挙を敢行し、退団者ファン達が泣いて過ごした日々を。。

退団者ファン達は、飢えだ爺を呪った。。


29 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/31(水) 01:06:55 ID:OIMSBtf4
そんな中、猛然と反抗する生徒がいた。
当時、雪組トップだったEだ。

Eは退団会見の中ではっきりと語った。
「劇団からやめてくれと言われました。」
会場の空気が凍った。



30 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/31(水) 12:23:02 ID:VEqlxMiI
その発言は正しかったのかもしれない
あるいは誤りだったのかもしれない

確かなのは「まさかそんな・・・」と感じる人よりも
「やっぱり・・・」と感じる人の方が多かったことだけだ

この時期、昔からのファンの実に半数がヅカから離れていった

31 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/31(水) 17:12:34 ID:MBeSY2sl
しかし、そのような状況になってもなお、飢えだ爺は強気だった・・・

32 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/31(水) 19:07:30 ID:FAmm7Oji
人事だけではなく、演出でも第一線にでていた飢えだは、
朝海ひかるのお披露目公演「春麗の淡き光に」にて、「少しも早く」という迷台詞をうむことになる。

33 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/31(水) 23:22:42 ID:3zqNKlvl
新専科、ハローグッバイ、コム抜擢、二番手シャッフル、
飢えだ爺の挑戦は続いた。

しかし、結果が出せない日々。
焦りと絶望が、彼の妄想力を曇らせた。

何かが足りない。何かが・・・

そのとき


34 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/31(水) 23:27:50 ID:IXGALA0W
またもや、ベルばらで大成功した。

35 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/05/31(水) 23:28:49 ID:FAmm7Oji
「男役にエリザベートを!」
イケコの発案に飢えだは食い付いた。

かつては、スカーレットを男役にやらせたこともある飢えだである。
その話題性は身を持って知っていた。

36 :1=33:2006/05/31(水) 23:34:53 ID:3zqNKlvl
(いったんここでしーえむで〜すっ)

(閑話休題

最初はスレが伸び悩み、自分でもかきこして
きたけど、最近少しずつ伸びてきて売れしいYO。

考えるより先に、手が動いた。)

37 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/01(木) 00:01:11 ID:NsoHOJFw
が、そこで飢えだにとって思いもよらない展開が待っていた。

理事長交代。
(ギーッというドアの音とともに、男のシルエットが画面に浮かぶ)

38 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/01(木) 00:30:46 ID:q2/uLjc+
と思ったが、それはロングスカートをはいた長髪の女だった。

>>35

「スカーレットを男役にぃ?
スカーレットは、いつだって男役だったんだよ!
がっかりだよ!!」

桜川やっくんが乱入してた。


39 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/01(木) 00:37:34 ID:8CSGzWiy
>>38

つ【お花様】


40 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/01(木) 00:44:26 ID:SVDTnLmT
やっくんワロスw
つか、このスレ面白い

41 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/01(木) 01:23:58 ID:q2/uLjc+
>>39

わけわかんないこと、言ってんじゃないよ!

>>40

そこの、おかちまん・・、じゃなくておかちめんこ。
そういう時は、

人はこのスレに、笑いを見いだした・・

だろうが!@やっくん

42 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/01(木) 01:32:46 ID:WpWHzHkQ
>38
てか桜塚やっくんだし

43 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/02(金) 09:44:22 ID:5AO9/g+u
やっくん嫌いじゃないがスレ違いなので・・・(´・ω・`)


>>37から。
男の名は小林ハム一。
阪急、そして宝塚を産み出した小林一三の子孫にして、元理事長・小林ハム平の息子である。

44 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/02(金) 22:08:16 ID:xYuE35Zn
ハム一は就任の際に公言した。

「組カラーを大事にし、頻繁な組替えは行わない。」

しかし、その言葉はミズの組替えと、タカコ退団後の人事発表で、
公然と裏切られる事となる。

雪、宙のファン達は、騒然となった。

45 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/04(日) 11:55:23 ID:b8k6xUsH
宙組ファンによる、かしげ叩きが始まった。

46 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/04(日) 14:16:36 ID:nWIC3D1j
不安からくる、

己のファンの威嚇に、かしげは心を痛めるしかなかった。

47 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/04(日) 14:32:52 ID:nWIC3D1j
タカハナ、ワタル、コム。

宙組創設時の主要メンバーの退団を控え、

一時代の終わりを告げようとしていた。

48 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/05(月) 00:34:34 ID:TR72FwKZ
しかしまだこの時、行く手にさらなる難関が待ちうけていることを
誰も知らなかった。

花と並び集客を誇っていた宙が、凋落の時を迎えようとしていた。


49 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/05(月) 01:27:25 ID:Z6gbWs6p
実は、花は宙に並んだことなどなかった。

50 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/05(月) 03:04:28 ID:aPEVIvQQ
(49はスルーで)

そのとき、またしても飢え田はひらめいた。

ヅカファンはこれから起こる飢え爺のまたしても奇想天外な発表に頭を痛めることになる。

その発表とは

51 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/05(月) 08:42:31 ID:33S6UAWn
「和央ようか」「花總まり」の退団を延期する。と発表。
激震が走った。


52 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/05(月) 13:33:24 ID:pFnUVYLN
ファンだけではなく、組子たちも暴動をおこすに違いない・・・

劇団上層部や家政婦協会はその恐ろしい予感に震えた。
なんとしてでも阻止しなければ・・・!

53 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/05(月) 19:07:56 ID:VQxxAmTA
その時、一人の男役が立ち上がった。

宙組組長、美郷真也だった。

54 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/05(月) 22:42:49 ID:TR72FwKZ
良く見たら、専科のまやさんだった。

宙の真也さんと専科のまやさんに、血縁関係はあるのですか!?
お二人にも、可愛い少女時代があったのですか!?

組子達は、まやさんに詰め寄った。

55 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/05(月) 22:48:11 ID:xMPXwkKf
おもしろくない。

56 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/05(月) 23:40:02 ID:Mp/s761P
後方からダメ出しが飛んだ。

57 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/06(火) 01:07:17 ID:lB8uJid2
『タカハナを戻すのは、やっぱりダメか・・・』
ハム一は、人一倍ドでかい頭を抱えた。
そして、決心した。

湖月わたる。
朝海ひかる。
舞風りら。
相次ぐ退団発表。

そう、ハム一は宝塚の伝統に立ち返り、
「退団公演ゴールドラッシュ」でひと稼ぎをもくろんだのだった。

特に、歌劇団史上最も男らしい湖月わたるに
誰も予想もしなかった「目標・女子大生宣言」をさせ、
あの雄々しい野郎ふんどし姿は2006年で見納め、というファンの危機感をあおった。

58 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/06(火) 22:18:41 ID:080s6gEi
ベテラン演出家、柴田は気づいた。

「宝塚は幹部の意図で造られているのではない。
ファンが望まない限り、さびれてしまうのだ。」

演出家たちは、互いに顔を見合わせ、息を呑んだ。

59 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/06(火) 22:27:59 ID:tZUPo2PD
ふりをした。

60 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/07(水) 02:20:12 ID:ZGUilcLS
美郷真也は、まだ立っていた。

61 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/07(水) 02:32:43 ID:dXfuDO9f
稽古場の灯りが消えた。
まだ立っていた。

62 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/07(水) 09:51:05 ID:BztpBnae
外側から鍵がかけられた。

まだ立っていた。


63 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/07(水) 11:35:53 ID:qi7yxrzE
そしておもむろに歌い出した。


64 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/07(水) 11:59:15 ID:EzVl6g88
♪花組ファンは必死で言い募るが、宙組と並んだことなど一度もない〜♪
そう、宙組は常に孤高の組だった♪いつも嫉まれ叩かれ続けた♪
これからはどの組も同じ♪ようやく叩かれなくなると思ったら♪
宙組ファンの成りすましが新トップを叩く〜♪やめてくれ〜♪
みんなカマラーダじゃないか♪仲良くしよう〜〜〜

65 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/08(木) 01:50:27 ID:C/f3lKJO
歌い終わった。

まだ立っていた。

66 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/08(木) 02:46:17 ID:lrTt9Trs
よく見たら座っていた。

67 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/08(木) 08:40:20 ID:99bPvtbM
タカハナが出演しないTCA…何年ぶりになるのか?

「やっとハナ抜きのTCAを観られるのね!」

と喜ぶファン達は、恐ろしい計画が進められていることを知らなかった。

OGのゲスト参加………


68 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/08(木) 23:13:08 ID:MVcz1ZGH
思いもよらない事態が生まれた。
親会社、阪急が阪神電鉄株を買い占めているという。

首脳陣の中の一人がつぶやいた「トラだ…」。
その声に出席していた者全てが色めきだった。
「トラか…」

こうして起死回生の「トラ作戦は生まれた」

浪速の雌トラと、仮面の騎士タイガーマスク、天才タイガーウッズに
おなじみタイガージャーとタイガーポットの双子兄弟
魔術師タイガーバーム…

TCAスペシャルでは、だれがタイガー役を務めるのか?
OGオハ○の出演を巡って、見えないところで
熾烈なかけひきが始まった…

69 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/09(金) 00:18:58 ID:MpkUua/G
OGの中からオハナ様が再来・・・ 、
相手役は誰が勤めるんだ!?

「無理だ・・・」「危険過ぎる」

男役達は口々に叫んだ。

一人の男役が、口を開いた

「やります・・・やらせて下さい。」

何者をも恐れぬ、その血が騒いだ・・


70 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/09(金) 01:05:27 ID:SVqd2FCF
それは、轟悠だった。

首脳陣は思った。
「それには最も危険な男役だ・・・」

専科達も止めた。
しかし、最も危険な男役・轟の決意は固かった。

71 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/09(金) 23:40:43 ID:MpkUua/G
上にとんがらせた髪も、固かった。

72 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/09(金) 23:58:03 ID:PpLH8UNu
しかし、その固い髪も乱れるほどの事態が起こった。

「私ではいけませんか…?」

皆が一斉に振り向くと、
そこには足元がおぼつかぬ様子で歩み寄る人影があった。

…春日野八千代だった。

宝塚の生き証人が、
ついに名乗りを挙げた瞬間だった。

73 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/10(土) 00:25:38 ID:NaGwSsaw
もう、後が無かった。
前人未到娘役在位13年に対抗できる生徒、
それは春日野八千代しかいなかった。

「私に任せておきなはれ」

力強く胸を叩く、男役の姿がそこにはあった。
全員が息を呑み、全てはよっちゃんに託された。




74 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/10(土) 01:27:46 ID:N4oLuZOu

よっちゃん登場に大爆笑いたしました。

75 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/11(日) 00:46:28 ID:zn4Wb/ij
「身に余る光栄に存じます」

ついにタカラヅカ90年の歴史を背負った春日野を夫に迎え
ハナフサは自分の身が震えるのを感じた。

「いままでの私ではいけないのですね」

にわかに女帝の近辺は慌ただしく動き出した。
春日野から命じられた稽古の他、
食事、入浴、散歩の付き添い、マッサージ等の介護、専科の小姑とのつきあい方等
学ばなくてはならないことが山ほどあった。

「私に求められているモノはお世継ぎ……」

女帝の決心は固かった。

76 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/11(日) 12:35:57 ID:hv5DQTfh
しかし、すがる物もなく、頼れる相手もなく、絶望と虚無感がオハナを襲った
想像と経験で乗り切ろうとするが、しょうがなく退団した時の失意が彼女の手足
を凍りつかせた。

その時、よっちゃんはオハナの顔を見て、突然思い出した・・!

77 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/12(月) 00:30:14 ID:lc/5Y5DM
「えーと、誰でしたかのう。。」

忘れようとしても、思い出せなかった。


78 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/12(月) 00:48:44 ID:LyHck55u
その時のことを女帝は語る。
「そりゃショックでしたよ。13年もトップでいたのに名前も覚えて
もらえないんですから。でも仕方ないんです。
私が何もかもへたっぷぅだったんです。」
女帝はこの時悟った。何もかも初心に戻ってやり直すべきなのだと。

79 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/12(月) 03:57:22 ID:dhWUPfjh
花總は、春日野の手をぎゅっと握り締めて、言った。
「春日野先生、ご一緒に、ご一緒にやって頂きたいんです。
私の原点、『エリザベート』を!」

春日野は、おお、と小さくうなずいたが、
『エリザベート』の主演男役はバトラーだったかいな、アンドレかいな、と
おぼつかない記憶をたぐっていたのであった。

80 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/12(月) 12:49:47 ID:ocvnccMI
おお、そうじゃ。
光源氏、紫の君であった@よっちゃん

81 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/12(月) 12:51:58 ID:ocvnccMI
八千草薫は、どこにおるんじゃ。
はよう、呼びんしゃい。

重い沈黙が、一同を覆った。

82 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/12(月) 14:22:51 ID:oc23Oe5L
その沈黙を野太い声が切り裂いた。

「わたしではいけませんか?」

そこに立っていたのは、もちろん八千草薫ではなく・・・


  箙 かおる だった。

83 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/12(月) 20:10:59 ID:RfO87PJ/
劇団上層部は悩んだ。

「やはり『エリザベート』でいきたいが・・・」
「トートをやったとして、春日野先生がそのまま本物の黄泉の国にいってしまいかねない」
「ではやはり源氏物語をやるので?」
「スタークラスに役を当てるのは賛成だが・・・紫の上がゴニョ」


話し合いは朝まで続いた。

84 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/13(火) 01:18:32 ID:S+wyLika
花總は糸のように細い目を更に細くし、
混迷を深める上層部に言い放った。

「私にはエリザベートしかありません!」

美しく、可憐で、気高い己の姿をお客様に見せたい。

初心を忘れぬ花總の、魂の叫びだった。

…上層部は、凍り付いた。


85 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/13(火) 07:58:05 ID:lTms+7kd
凍りついたまま30分経過した。

86 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/13(火) 08:37:08 ID:S+wyLika
春日野は、震えた。
震えが30分止まらなかった。

「とうとう黄泉の国からお迎えが来たか」
凍り付いた全員がそう思った。

その時だった。

87 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/13(火) 22:51:02 ID:q1vaAQrd
「よっちゃん先生、お呼びですか」

八千草薫だった。

88 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/13(火) 23:28:20 ID:PGwCviz7
花總は目をくるくるさせていた

89 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/14(水) 00:28:43 ID:XduUBNr0
花總は目が点になった




90 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/14(水) 00:35:30 ID:ZrDGQxhy
それはむしろ、点と言うより仏のようだった。

91 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/14(水) 09:59:36 ID:Z1QaefW9
八千草薫は仏の顔をした花總を、胡麻みたいな目でみつめた

92 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/14(水) 12:28:17 ID:PbGL+H0B
箙 かおる は、まだ立っていた。

93 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/14(水) 13:11:23 ID:lfZKpbkE
上層部は考えた。

これだけのメンツが揃ったのだ。
起死回生のチャンスは今しかない!



そして演目が決まった。
その配役にファンも関係者もいろめきだった。



その演目とは

94 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/14(水) 20:26:44 ID:kfzFFOsv
「姥捨山(うばすてやま) 」だった



95 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/14(水) 21:11:25 ID:n7WfoXpn
「姥捨山…」

轟は、膝が震えてくるのが分かった。
「まさか、その姥を捨てる役は、わたしなのか?
 いや、よもやわたしまでも捨てられるのでは…」



96 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/14(水) 22:10:13 ID:HziA3Ejp
轟はなんとか阻止するべく、頭をフル回転させた。

「・・・そうだ」

誰かに反対に同意させればなんとかなるかもしれない。


早速轟は花總の耳元で囁いた。
「上層部は芝居に乗じて貴女を姥捨山に捨てるつもりなのよ」

97 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/14(水) 22:26:06 ID:kfzFFOsv

そのとき、会議室の扉が慌しく開いた。

「ソレハ、エンターテイメントジャ ナイヨ」

トミー・チューン氏だった。

98 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/14(水) 22:41:42 ID:XduUBNr0
宝塚の窮状は、従業員であれば誰もが知る所だった。全員、黙ってうつむいた。
この不景気を乗り切ることで精一杯、新たにトミー・チューンヘ氏の依頼など望むベくも無かった。
宝塚にとって最大のピンチである。しかし、このプロジェクトは最後のチャンスでもある。
彼らには勝利への確信があった。だが、上層部とはいえ役員の首を縦に振らせるのは
至難の業だった。


99 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/14(水) 23:12:56 ID:hXTc3GFT
なんやこのスレ
…けっこう笑えるw(☆o◎)w

100 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/14(水) 23:20:52 ID:kfzFFOsv

色々な問題を抱えながら

ミュージカル・ロマン「姥捨山」は初日を迎えた。

人情物の新しいミュージカルだと   

絶賛された



101 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/14(水) 23:32:57 ID:hXTc3GFT
ウエダ、泣いた

102 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/14(水) 23:36:25 ID:GLXmF9lw
観客も、泣いた。

103 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/14(水) 23:44:31 ID:+wmryoFW
出演者も、泣いた。

104 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/14(水) 23:44:33 ID:8QS1SNyw
植田は、泣いた。

箙は…まだ立っていた。

105 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/15(木) 00:10:13 ID:pF/1msqz

予期せぬ事態が起こった 


春日野 怪我により全日休演。

激震が走った

公演は3日で終わった


また振り出しに戻った

106 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/15(木) 00:26:23 ID:L+Ld3GPN
男達は、今までの自分の演出を見つめなおしてみた。
ダルマの半裸体を出す事だけで、自己満足に達してしまう。

それでいいのか・・
今の自分に何が出来るのか?
自問自答する日々が続いた。

一週間後。
一人の男が、突然声を上げた。

「そうだ、娘役にミニスカとブーツを履かそう!」

ヅカの演出に、新たなページが開かれた瞬間だった。

107 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/15(木) 00:37:34 ID:ZDoMgqY8
上層部は口々に言った。
「休演は春日野のフライングシーンが原因ではないか」
「娘役にミニスカとブーツを履かせる演出でいこう」


植田、譲らなかった。
「姥捨て山に宝塚の至宝、春日野先生のフライングは絶対に必要だ」


全ては春日野の復帰にかかっていた。


「絶対に寝たきりにはさせない」


植田の決意は固かった。


108 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/15(木) 00:52:38 ID:L+Ld3GPN
一人の男が、飢えだにかみついた。
その男の名は、石田昌也。

「ダルマで手足を出し尽くすのは、男の視線を省みていない。
ロングブーツですねを覆い、ミニスカの裾から太ももをさらす。
その隠すとさらすの、文字通り、間が大事なんです。

飢えだ先生、あなたは何故、そんな男の気持ちが分からないんですか!」

石田は、飢え爺に詰め寄った。


109 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/15(木) 01:19:20 ID:pF/1msqz

「ここは宝塚よ!」

舞台美術を担当していた假屋崎省吾が言った

石田は返す言葉が無かった。

植田は病室で呟いた春日野の言葉を思い出していた

「舞台に立つ」

幻想的なクライマックスシーンでの春日野のフライングは

代役である箙が舞う事になった



110 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/15(木) 11:10:38 ID:DsLqyWn/
「春日野先生の代役、必ずやりとげて見せます!」

今までずっと立ち続けた箙の努力が、
ようやく報われた瞬間だった。

春日野の奇跡のフライングシーンは、
こうして箙に託された。

111 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/15(木) 11:37:05 ID:JrtYS5aS
そして花總は、すべての喧騒に背を向けて
黙々と、ただ黙々と自分の仕度を続けていた。
演出家石田の言葉が、どうしたらいいのかと迷っていた花總を押した。
もう、気持にゆるぎはなかった。

テンガロン・ハット。
ペパーミントグリーンのミニのワンピース。
ロングブーツ。

そう、伝説の『HANACHANG』が、宝塚の舞台に満を持して再臨するのだ。
花總は、立ち上がった。

112 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/15(木) 17:51:22 ID:cOLpaghg

観客も総立ちになった。
2幕のショーは「姥捨山」を上回る人気をはくした。



その時、男立ちは気がついた。

いまや宝塚は座っておとなしく観劇するだけのものではないと!

急遽、「姥捨山」の演出が変えられた。
観客参加型エンターテイメント。


男達が最終的に下した判断だった。

113 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/15(木) 22:59:14 ID:/JMH29hS
観客参加型エンターテイメント

第1案
題して「姥捨てロケット」
観客の中の50才以上5名に、フィナーレのラインダンスを体験していただくコーナー

第2案
「姥捨てエトワール」
主題歌を覚えた方の中から、のど自慢大会を行いチャンピオンには本役と交互にエトワール

第3案
「大階段体験コース」
フィナーレの大階段降りを春日野先生のお手引き係として務める。


「生ぬるい!」叫んだ男がいた。
「やるなら徹底してやらなくては…」

114 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/15(木) 23:22:38 ID:ThAR8L6D

まず客席の自動化の作業が徹夜で行われた。

集められた技術者600人が休演日を使って1日で仕上げた。

それは自動で客席が格納できる画期的なものだった。

60秒で椅子は床に格納された。

観客は総立ちになった。

115 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/16(金) 00:06:41 ID:xYX9/CsM
オハナはまるでなにかにとりつかれたよう一心不乱に歌い、踊った。
その勢いは、まるで明日と言う日が無いかのようだった。

そう、彼女こそ真の鉄人タカラジェンヌである事を、もはや疑う者は
一人もいなかった 。

その時だった。

オハナは夢中になるがあまり、
大変な事を見落としていた。




116 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/16(金) 00:31:37 ID:02ZbsHT9
それは春日野の代役
箙のフライングシーンだった。

117 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/16(金) 00:47:53 ID:xYX9/CsM
>>116

いや、そうではない。

オハナの胸のカラータイマーが、
音をたてて点滅していた。

118 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/16(金) 01:08:17 ID:4WxddkYn
それはキッチンタイマーだった。

119 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/16(金) 03:38:27 ID:mJFt80Cu
「フサちゃん、もうご飯炊けたんかいな?」
と 間延びした声でよっちゃんが言った。

120 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/16(金) 12:49:27 ID:LQ7A8Has
よっちゃん先生、先程ごはんは済ませたばかりですよ@八千草薫

121 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/16(金) 17:33:16 ID:3ZNVrSQa
春日野と八千草の交された言葉をきき、男達はにわかに心配になった。


春日野八千代たる永遠のスターが舞台で台詞を忘れるなどと言うことがあってはならない。

急遽、箙が呼ばれた。

122 :adgj:2006/06/16(金) 21:12:01 ID:pPfeBxey
箙、「私に?何の用だ?代役?代役のお達しか?捨てられるのか?今度は私が捨てられるのか?」
箙、背筋が凍った


123 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/16(金) 21:13:17 ID:S1C6OhXh
男は言った


「箙、ブーツの用意は?」




124 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/16(金) 21:31:30 ID:xYX9/CsM
そして、男は続けて言った

「箙、ミニスカの用意は?」

箙、立ち尽くした。

そう、ついに彼女はついに気付いてしまった。
長く輝く自分の足が、一度もヅカで使われた事が無い事に・・・

愕然とし、そして、泣いた・・・




125 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/16(金) 22:49:40 ID:VxeJNTDk
そう… 確かに絶賛されるはずだったのだ

あんなことを誰が予測したろう… あんなことを…

126 : :2006/06/17(土) 00:36:12 ID:Xc0Q31Lo
宝塚史上、稀なるスタイルの良さと美脚の持ち主が、
13年間にわたり女王の座を欲しいままにするとは・・

人は彼女を、こう呼んだ。

キング オブ 娘役と。


127 :.adjgm:2006/06/17(土) 00:59:08 ID:nd7qC0dI
現れた箙に植田は言った


「初舞台生と君と春日野先生のロケットダンスを演目に入れたいんだ」



箙、呆然とその場に立ち尽くした。

128 :.adjgm:2006/06/17(土) 00:59:57 ID:nd7qC0dI
現れた箙に植田は言った


「初舞台生と君と春日野先生のロケットダンスを演目に入れたいんだ」



箙、呆然とその場に立ち尽くした。

129 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/17(土) 01:02:50 ID:yqtXh5qP
(´・ω・`)このスレ読みたさで2ちゃんを訪問してたりする
変すぎる
怖おもろい

130 :.adjgm:2006/06/17(土) 01:09:56 ID:nd7qC0dI
現れた箙に植田は言った


「初舞台生と君と春日野先生のロケットダンスを演目に入れたいんだ」



箙、呆然とその場に立ち尽くした。

131 :.adjgm:2006/06/17(土) 01:11:20 ID:nd7qC0dI
現れた箙に植田は言った


「初舞台生と君と春日野先生のロケットダンスを演目に入れたいんだ」



箙、呆然とその場に立ち尽くした。

132 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/17(土) 01:28:09 ID:RLTVa1Nr
そして花總は、まだHANACHANGの衣装のまま、センター0番に立っていた。
花總がハンドマイクを握りしめ、口を開いた。

その背後から、春日野八千代が若衆の扮装で後見役の轟悠とともにセリ上がってきた。
手に持った金の扇子がゆらゆら揺れている。

考えあぐねた箙、真っ赤なダルマ姿となった。
文字通りのダルマの格好で手足をニョッキリ出し
腹には「健康長寿」の筆文字、
『王家に捧ぐ歌』にならって舞台をゴンドラで横切ってみた。

こうして後世に語り継がれるレビュー大作、
         『 Y O T C H A N 』      
の幕が切って落とされた。

133 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/17(土) 01:42:05 ID:y0dUy7kC
現れた箙に植田は言った


「初舞台生と君と春日野先生のロボットダンスを演目に入れたいんだ」



箙、呆然とその場に立ち尽くした。


134 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/17(土) 01:49:13 ID:unb/F58k
>>129 だいたいどの板にもこの手のスレってあるよ。

135 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/17(土) 02:04:28 ID:unb/F58k

                 ( ̄ ̄<     / ̄>
                  \  ヽ   / /ソ
        プ ロ ジ ェ ク ト\  ヽ P r o j e c t X
   ─────────────────────
         挑戦者たち /|_/ /\Challengers
                 |   /   \   丶
                 \/       \__ノ



136 : :2006/06/17(土) 06:40:59 ID:Xc0Q31Lo
「春日野先生を亡き者にする気ですか!」

医師団は植田に詰め寄った。

ドクターストップがかかった。

137 :ptwmjg:2006/06/17(土) 13:41:52 ID:nd7qC0dI
植田聞く耳を持たなかった。


箙 踊り狂っていた
花總 歌い踊り狂っていた

それを見ていた和央 ドン引きした

138 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/17(土) 18:20:14 ID:hSzYnHxm

観劇を終えると和央ははふるえながら男達に言った。


こんなのは宝塚歌劇ではありません!
何故男役がスターブーツを履かないのですか!

和央はそう言い捨てると、妻の腕をつかみ劇場をあとにした。
遠くから未練がましい花總のソプラノボイスが響いた。

和央の言葉に男達は気が付いた。


やはり男役の魅力はスターブーツにあるのだ。


そして春日野八千代用の特製京都西陣織りラッキー入りスターブーツが作られた。



139 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/18(日) 01:29:43 ID:n2l2TA3E
西陣織りラッキースターブーツには
錦糸で大きく刺繍がされていた。

その文字は
「Y O T C H A N」…
力強く、縫い付けられていた。

衣装部が総力をあげ、寝ずに作り上げた渾身の作だった。


140 : :2006/06/18(日) 06:42:17 ID:UmzDk3Hl
美郷真也は、まだ立っていた。




141 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/18(日) 09:21:35 ID:r7CmqNDI
スターブーツを履いた春日野は、もはや、老体春日野ではなかった。

大階段の中央に光り輝くようなオーラを放ち、立っていた。

これぞ宝塚の「至宝の男役」

ウエダ、つぶやいた。
「我々に欠けていたのは原点…」




142 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/18(日) 17:25:12 ID:FAm44oiY
春日野は言った。

「八千草や、ごはんはまだかいな」

一同、愕然とした。

143 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/18(日) 22:07:35 ID:WQCo0MFE
その時!八千草は言った!

「はい,よっちゃん先生,ポ○デント」

144 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/18(日) 22:24:10 ID:QGMcz23W

息のあった二人の様子を見て、男達は呟いた。


ゴールデンコンビの誕生か・・・。


二人のコンビぶりはタカハナをしのぐに違いない。

宝塚にゴールデンコンビは不可欠だった。

145 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/18(日) 22:57:09 ID:+PnhX5PM
駄目だ…植田は呟いた
もはやトップの人気だけでは二千もの客席に
観客を呼ぶことは不可能なのだ
どうすればいい?
――誰も彼も不甲斐ない
イライラと吸いかけの煙草を灰皿に押しつけ、
植田は溜め息をついた。マホガニー製の椅子にゆったりと座り直し、しばしベルばらブームで
時の人となった過去の記憶を手繰り寄せ目を閉じた。
だがそれも長くは続かなかった。
「植田君、これはどういうことだね!…」
長年、慣れ親しんだ盟友(ライバル)柴田の声で静寂はあえなく破られたのだ。
植田は来たるべき時が訪れた事を悟った。そうだ
柴田を説き伏せなければ始まらないのだ…。
植田はおもむろに叫んだ。
「柴田君、若手演出家に足りないのは国語力ではない。
スター性なのだ!」
植田の甲高い嬌声に近い声が語る内容に柴田が目を剥いた。
「来年度は演出家全員にステージに立ってもらう。作・演出は轟悠だ」


146 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/18(日) 23:48:32 ID:+PnhX5PM
「う、植田君。君は気でも違っているのかね!」
植田の企画書を握り締め、柴田は部屋の戸口に立ち尽くした。
「スターの気持ちを解して初めて良い脚本が書ける。
良い作品が客を呼ぶのだ!」
興奮で常時より血色の良い植田の顔。柴田、呆然と見つめるだけだった
「アイドル好きな齋藤には80年代アイドルと着ぐるみがいいだろう、」
「何を馬鹿な…」
詰め寄ろうとした柴田を制し、植田は窓辺に歩み寄った。
眼下には慣れ親しんだ遊園地はすでになく、
整然と整備された駐車場と園庭が広がっている。
「ビッグフェイス草野には薄幸のヒロインを。景子はそのまま舞台にあがってもらおうじゃないか」
「シンジ君、君は…君は狂ってる!」
両の手をきつく握り締め震えながら呟いた柴田の言葉を
植田は煩そうに手を振り遮った。
「ハハハ、ルードヴィヒみたいだね?面白いジョークだ」
木村にはフス戦争のフスが似つかわしい、
藤井は学生キャラだなあ、
谷は日本物だ…
次々とキャスティングを決めて行く植田に
柴田は恐ろしさすら感じていた
――これが宝塚なのか、演出家が舞台に立つ。
これが宝塚の夜明け(の序曲)なのか?
柴田は筆を折る決意をした。
――柴田には耐えられまい。…
自らは舞台に立つ心配のない植田は冷静に心中で呟いた

147 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/18(日) 23:59:19 ID:5XFabTdg
コノモウロクジジィドモ!!
ハヤク、ボクヲトプニサセロデツー
(●▽●)



148 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/19(月) 00:44:49 ID:tHSqmi6b

>145〜147
スレタイの「プロジェクトX風」に宝塚を語って下さいな。

149 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/19(月) 10:10:01 ID:NACWJ2jZ
もはや、春日野八千代はかつての春日野八千代ではなかった。
齢90を超えた今、新たに生まれ変わったのである。
歌劇団の危機を救う天上のレビュースター「Yotchan」として。

観客とスタッフが息を呑んで見つめる中、
Yotchanはセンター0番から厳然として錦織特製スターブーツで立ち上がり、
右手の人差し指で天を指して言った。   
          「Y e a h」

男たち、泣いた。

150 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/19(月) 18:09:49 ID:mZan/Qvh
このスレ、メチャクチャwww

■■■児玉清が語る「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」■■■
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/river/1150192282/l50

151 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/20(火) 01:00:57 ID:RohoRdzD
春日野がポーズを決めた瞬間、
西陣織りスターブーツから、突然白煙と火花が噴出した。

春日野はyeahのポーズのまま、
客席にフライングした。

飢え田、起死回生の演出だった。
宝塚舞台スタッフの技術力に、演劇界は震えた。

152 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/20(火) 09:50:55 ID:scS62N+L
歴代の人気トップスターでもなしえる事の出来なかった、
本拠地、宝塚大劇場でのロングラン公演が決定した。

六ヶ月ぶんのチケットは立ち見までも完売した。
正門前には常にダフ屋が横行した。


春日野のブロマイドは飛ぶように売れ、グッズは常に入荷待ちだった。

ゴールデンコンビ「よっちゃんかおるちゃん」柄の炭酸煎餅を買うために長蛇の列ができた。


男達は涙を見せまいと、天を仰いだ。


153 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/20(火) 23:24:33 ID:fCOk927v
天を仰いだその先には


トート閣下が出待ちしていた。

154 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/20(火) 23:27:05 ID:MzrDL59T
「ま、まさかよっちゃん先生を連れ去るつもりじゃ・・・!?」

劇団員達は戦慄した

155 : メイ:2006/06/21(水) 00:24:37 ID:qcoifC3c
春日野の手を引いて、白いスモークの中を歩み行くトート。
動揺が走った。

その時だった。

「よっちゃん先生、ごはんですよ。本当はさっき食べたけど・・」

八千草薫だった。

156 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/21(水) 00:28:34 ID:MUtCUh6a
>152を読んで感涙した

157 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/21(水) 00:39:18 ID:8EdOwrBy
そのとき、春日野は我に返った。

「私には、まだしなくてはいけないことがある!」

トートは演歌調に唄った。
「返してやろう、その命を。そのときお前は俺を忘れ去る」

そんなことを言われなくても、春日野はすでにトートを忘れていた。

158 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/21(水) 00:47:25 ID:sY61NTLx

春日野は踏みとどまった。
まさにゴールデンコンビのなせるわざだった。


男達は胸をなでおろした。
しかし、次なる難題が襲いかかった。



東京からやってきた人物がいた。
東京宝塚劇場支配人、小川甲子。
かつての花組主演男役、甲にしきだった。

小川は言った。

宝塚大劇場でばかりロングランはいかがなものでしょうか。
東京のお客様もよっちゃん先生を待っているのです!


男達、再び頭を悩ませた。


159 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/21(水) 07:52:39 ID:MUtCUh6a
最近、面白い

160 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/21(水) 20:11:07 ID:m8eyZ4+B
その時「よっちゃん先生の留守は私が預かりましょう」と言う声が聞こえた

その声の主は「ザ・スター」と呼ばれた、スータンこと真帆志ぶきだった。

161 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/21(水) 23:00:23 ID:qcoifC3c
NHK報道特集、

「高齢化社会を生きる〜元タカラジェンヌの再雇用〜」

が放送された。

マスコミは競って、福祉の立ち遅れを批判した。
劇団幹部達、慄然とした。


162 :.adgjmpj:2006/06/22(木) 00:23:32 ID:+BmjVS7+
そのとき誰かが言った。「あの30余年前のベルばらブーム、今の宝塚なら再び出来るのではないか」関係者互いの顔をみあった。

かつてその淡麗な容姿とノーブルな美貌で白薔薇の君と呼ばれ人々を圧倒した春日野にふさわしい役といえばもう一つしかなかった。
男装の麗人オスカル

そして相手役となるアンドレにはミスター宝塚と詠われた榛名由梨が選ばれた。
「私しか、いないのか…。」榛名色々な意味のプレッシャーに押されながらも、覚悟を決めた。

163 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/22(木) 00:29:37 ID:rJh/FKfT
そこに、ベルばらゆうたらフェルゼン抜きでやれるわけないやろ、ナ、植田センセ、
と、登坂のチャンスを虎視眈々と狙う鳳蘭がいた。

164 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/22(木) 00:34:46 ID:JRcTTr+Y
これを読まなきゃ寝れないわ(*・∀・*)
待ったかいがあった!

165 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/22(木) 00:57:35 ID:QcDx7P1o
オスカル、アンドレ、フェルザンときたら、ベルばらは
マリーアントワネットを抜きにしては語れません事よ、植田先生。

宝塚の女王の座への復権をかけて立ち上がった、初風諄の姿がそこにあった。



166 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/22(木) 01:51:12 ID:xg+XV50o
あまりの大御所揃いに、女帝と呼ばれた花總まりも、二の足を踏んだ。
「アントワネット役は、ワタクシの当たり役なのに・・・」

167 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/22(木) 11:01:27 ID:NlaRy4jQ
花總は、考えた。

そして、どういうわけか顔を黒塗りにしてお下げを作り、
プリシーの扮装をした。

168 :.adjmtg:2006/06/22(木) 13:41:22 ID:+BmjVS7+
そんな花總の肩を誰かがたたいて言った
初代オスカル榛名由梨

「あんたがロザリー役や」2001年のベルサイユのばらではエトワール、ソロパートなどを独り占めした蝶よ花よと持て生やされてきた目立ちたがりやの花總は


ただただ呆然とした。

169 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/22(木) 13:55:27 ID:LREnb2y2
呆然自失の花總は、そんな自らを励ますため
「HANACHANG」を口ずさんだ。

宙組の組子達を従えていた栄光の女帝時代が脳裏に浮かんでいた。

稽古場に花總の歌声が空しく響いた。
…無駄に高い歌声だった。

170 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/22(木) 13:57:49 ID:zgQRuQoQ
花總は思った・・・

そうなのね!
それでは「ベルサイユのバラ」ロザリー編がついに誕生するのね。
オスカルはタカコさんしかいませんわね、もちろん。
オスカル様の匂いがする・・・あのシーンはわたくしにしか
出来ないではありませんか。
タカコさん、あたくしやりますわ!あなたのために。

ピンクの生地をさがしにパリに参りますわ。


171 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/22(木) 18:57:59 ID:1r3IJhFG
一方、箙かおるはひとり黙々と稽古に励んでいた。
小首を傾げ、音楽に合わせてニッコリしながら膝を折る。
すでに、金髪のおかっぱカツラも用意してあった。

このキャストでは、自分は小公子以外の配役は考えられない、
そう箙は確信していた。

だが、そこで思いがけないことが起こった。

172 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/22(木) 19:21:39 ID:17UioZrP
「それでは小公女は私が」八千草は言った

173 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/23(金) 00:32:25 ID:3bj7Ds7S
さらに
「ペガサスは私が」
轟は言った。

174 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/23(金) 00:59:19 ID:32jR+S1d
「マロングラッセはわたくしが」

・・・松本悠里だった。

175 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/23(金) 01:18:21 ID:oWF/bwaz
花總はパリで最高級のビーズや真珠やスパンコールをあしらった
ピンクのシルクや本物のレースを山のように買いあさった。

オスカルに拾われた貧しい娘ロザリーを演じる花總まりに
ふさわしいお衣装を有村先生にデザインお願いするための
持ち込み生地だった。

176 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/23(金) 01:25:35 ID:IbfSkRAF
そして後に宝塚歌劇史上、最高傑作と言われる事になる
「ベルサイユのばら・ロザリー編」の幕がいよいよ上がった。

その初日、男たちは満員の客席を見て息を飲んだ

177 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/23(金) 01:46:41 ID:LbuVnkfI

小林幸子を凌ぐ人間シャンデリアの如き
華麗な衣装で、貧しい娘ロザリーが、壮大
な新曲「わが名はロザリー」を熱唱しながら
舞台へせり上がって来るのを見て、誰もが
足が震えるのを隠せなかった。

178 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/23(金) 01:59:19 ID:v15yMARd
初日はNHK完全生放送だった

179 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/23(金) 02:49:41 ID:j3ZXd1Pc
西のよっちゃん、東のハナちゃん。


いつしかそれがファンの間の合言葉になった。

180 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/23(金) 20:36:45 ID:LbuVnkfI
劇団はついに決断した。

「花總さん。専科に進み、春日野先生の後継者となってください」

ハム一に、もう迷いはなかった。

181 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/23(金) 20:54:11 ID:eB+axAZW
それから?それから(*・∀・*)

182 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/23(金) 21:47:46 ID:/TXPlwfG
花總は言った
「いいえ!花總まりは宝塚のじょおうなのですからぁぁぁ」
「じょおうはじょおうらしく、美しく散ります。娘役が
 ベルサイユのばら・ロザリー編で主演公演できたこと、
 これで思い残すことは・・・ござらん!」
「たかこさぁあぁん、お待たせ。さ、参りましょう」

183 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/23(金) 22:03:08 ID:0pYQ9cdi
和央はそれまでどこにいたのか。

誰も、知らなかった。

184 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/23(金) 22:33:26 ID:/TXPlwfG
和央は一三翁が戦争中に密かに作らせた劇団の地下の湖のそばの
秘密の豪華な部屋で傷ついた身を横たえて待っていた。

185 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/23(金) 23:38:22 ID:3HpCrbq/
時おり起き上がっては、ピアノを弾きながら口ずさんでいた。
「ドレミファソ〜ファレファミ ドレミファソ ファレミド・・・」

186 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/24(土) 00:22:49 ID:WccVb1rt
一方、歌劇団からは予想外の企画の発表が、突然の記者会見という形でなされた。

会見でマイクに向かった演出家・小池修一郎は、言った。
「この芝居の時代である1930年代を、リアルタイムで過ごして来た春日野先生、
この方にしか出せない深みを表現して頂きたい、そう思いました。」

作曲家・ワイルドホーンも、こう語った。
「あの時代を肌で知っておられる方に主演して頂くことは、本当に光栄です。
楽曲は、先生の舞に合わせて『和風ボレロ』にすべて編曲し直します。」

こうして、『NEVER SAY GOODBYE featuring Yotchan』の上演が
発表されたのである。
春日野以外の配役発表を、みな固唾を飲んで待った。

187 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/24(土) 00:41:23 ID:F7TZU+SF

じょるじゅ・麿 ・・・ 春日野八千代

きゃさ鈴・まくれが ・・・ 松本悠里

美千斗・ろめろ ・・・ 箙かおる



フランク・ワイルドホーンの楽曲による厳しい舞いの稽古が始まった。



著名なミュージカル作曲家と和の舞いとのコラボ・・・

男達の新たなる挑戦だった。

188 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/24(土) 01:35:28 ID:YmiiLMJr

箙、足が震えた。



189 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/24(土) 01:45:29 ID:6HJ2uM55
バルセロナのマタドールならぬ、
山古志村の闘牛祭りの牛飼い役だった。

190 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/24(土) 05:19:15 ID:5ypOtgrG
箙は役作りの為、実際に牛を飼うことにした。
「一流の牛飼いを演ずる為には、一流の牛を飼わなければ意味が無い!」
ジェンヌ生活31年間で貯めたお金をあるだけ持って牛の競りに出かけた。

気付くと、自分が競りにかけられていた。

191 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/24(土) 08:56:57 ID:z6EqW0My
○×つきが、入札した。

192 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/24(土) 10:18:13 ID:YsnmysQH
箙が肉牛市場でセリにかけられている間、
小池は稽古場で悩んでいた。

芝居が、蒲田撮影所から山古志村に転じたあたりで
春日野の記憶力がまったりしてしまうのだ。

(このままでは、芝居が動かない・・・)

ここは、一種のショック療法だ。
小池は、決めた。 牛飼いの配役を変更するのだ。

「やはり、君しかいない!
君ほどの衝撃で牛飼い転じて愛国戦士のヲウタを歌える者はいない。
頼んだよ」

大和、立ち上がった。

193 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/24(土) 10:29:09 ID:F7TZU+SF
その当時の事を箙はこう語る。

初めは冗談かと思いましたよ。でも一瞬とはいえ牛の気持がわかりました。
その後?・・・その後は誤解もとけ、自分で入札、落札しましたよ。
その時に出会った愛牛のチビチャルと共に宝塚の舞台に立てたことは、私の一生の宝です。


厳しい舞いの稽古は続いていた。
春日野は先の公演でのフライングの怪我も忘れ、命をかけて舞い続けた。


その凄まじくも美しい姿に全スタッフが涙した。

フランク・ワイルドホーンも全ての仕事を蹴り来日、
春日野の舞いの為に宝塚の地にとどまった。

194 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/24(土) 20:22:53 ID:plbaRcc4
いよっ!チビチャル(歌舞伎の観客風に)

195 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/24(土) 21:41:23 ID:50gofxxl
大和は緊急呼び出しを受け、早速稽古場に赴いた。

春日野がまったりしていた。
小池の視線が突き刺さる「よっちゃんの為に歌ってくれ!」

196 :.adw.u.tpg:2006/06/24(土) 22:17:28 ID:mKLH8z9d
他の関係者は眼を見開き小池を止めた「大和にはまだ早すぎる」「何故よりによって大和なのだ!!?」「春日野と大和の歌声や経験などは、比べ物にならないぞ」小池、皆の意見をつっぱねた。そうしてまで大和に大役を任せてやろうと為たのには、ある訳があったのだった…。

197 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/24(土) 22:20:34 ID:plbaRcc4
その訳は?!(;'・ω・`)

198 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/24(土) 23:30:58 ID:z6EqW0My
大和の歌声の前に、気の休まる者は一人もいないのだ。
その歌声は、稽古場を震撼させた。

199 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/25(日) 00:15:41 ID:LfYpfeOT
その振動に、春日野が目覚めた。



200 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/25(日) 00:40:01 ID:y/krKkef
♪俺には出来ぃないぃぃぃ 故郷を捨てるぅなどおぉぉぉぉ
愛する山古志村あああぁぁぁ 牧草のひなびた匂いぃぃぃぃぃ

大和特有の怪しい音程で鼓膜が破れるほどに張り裂ける歌声が
これでもか、これでもか、と稽古場を襲った。
春日野は、目を見開いて何かを言おうとしている。
他の出演者にスタッフは、耳栓をしながら身を硬くして見守った。

201 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/25(日) 01:14:15 ID:PRR5cd+d
春日野の眼に光が蘇った!

箙の愛牛、チビチャルも大和の歌に応えるかのように雄叫びをあげた。

202 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/25(日) 01:17:49 ID:4TYjNrge
パオ〜〜〜〜〜ン

チビギャルも混乱していた。

203 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/25(日) 01:28:51 ID:mDiGCpG3
スレ違いになってきたね。残念。
プロジェクトX知らないヤシがカキコしてる。

204 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/26(月) 09:20:05 ID:YzX7nty2
しかし・・・本当にこれでいいのだろうか。
珍しく植田は立ち止まった。


きらびやかな舞台が売りの宝塚・・かつて白薔薇の君と称された春日野や、ルックスはいい大和がいるというのに、この舞台はどうにも美しさがかけている。何故だ・・・

205 :.adjgm:2006/06/26(月) 23:04:52 ID:UmOUNMif
??????A?c???????


?u????????N??t??????????P?b?g?_???X?????????????????v



?A???R???????????s???????B

206 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/27(火) 00:02:58 ID:ojLNHUim
おーっほほほほほほw
そのお答えは、私にありましてよ。

誰もが息を呑んだ・・・

満を持して登場した、嗚呼、その人の名は。。



207 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/27(火) 00:07:04 ID:Rh7v4nW5
プロジェクトx風じゃないような

208 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/27(火) 00:38:32 ID:aRwF7v3i
ここ暫く「プロジェクトX風」に語るヤシいなくてツマンナス('A`)
Yotchan楽しみにしてたのに・゚・(ノД`)・゚・。児玉清でたのんます・・・

209 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/27(火) 01:32:21 ID:2nD+prEl
うーむ、民放化?

210 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/27(火) 08:33:58 ID:xZ988+bV
このスレが民放化してきたその時だった。

舞台天井から金色の紙吹雪と共に人影が現れた。

轟扮するペガサスだった。

春日野は力をふり絞り、轟ペガサスに乗った。

飢えだ、泣いた。
大和、力の限り唄った。

211 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/27(火) 09:18:36 ID:gSFMScg9
春日野が、黄金の扇子を掲げてニッコリと微笑んだ時、
宝塚大劇場を埋め尽くした観客2500人は、
歓声ともに全員立ち上がって、この伝説の大スター復活に胸うち震わせた。

こうして、宝塚史上に残る奇跡の舞台
「Never Say Goodbye featuring Yotchan」の初日があいた。

(画面切り替わって、モニターを見ながら目に涙をたたえる轟のアップ)

「さて轟さん、あの時に春日野さんを乗せるペガサスという大役を
引き受けられたわけですが、実際いかがだったんですか?」

212 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/27(火) 10:21:32 ID:9rhC/2tQ
轟「20年余りを宝塚で過ごしてきて、こんなにも光栄なことは後にも先にもないでしょうね・・・
以前にも舞台で一緒に踊らせて頂いたことはあったのですが、まさかあの様な形で二人で舞台に立てるとは思っていなくて・・・
まぁ実際は飛んでるわけですけどね(笑)」
司会「(笑)
お稽古も大変だったでしょう」
轟「練習中は自分が落ちたら春日野先生が落ちてしまう!という事で頭が一杯になってまして。
そんな時に春日野先生が、『私の事は大丈夫、貴女は美しく飛ぶことだけを考えなさい』とおっしゃって・・・」

213 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/27(火) 22:46:50 ID:V4rVvkbc
司会「そんな具合に幕の開いた『Never Say Goodbye featuring Yotchan』
でしたが、開幕一週間目にして、思いもかけなかった出来事が起こります」

その日も、宝塚大劇場は満員だった。
轟のペガサスが登場する。
春日野、華麗な錦織の衣装でそれにまたがる。
大和、力の限りに歌う。
が、大和の歌が始まったとたん、なにやら劇場の天井の様子がおかしい。

214 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/28(水) 00:04:21 ID:SodG2rWH
大劇場の全員が固唾を飲んで天井を見つめた。

そして数分後。

花總がペガサスの姿で春日野の前へ舞い降りた。
「私は宝塚の娘役なのですから…!」

花總の出現に、客席は騒然となった。

植田、決死のペガサス早替わり作戦だった。

215 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/29(木) 19:13:36 ID:YtV32uAl
観客達は凍りついた

216 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/29(木) 19:36:59 ID:hL+kJKYH
このスレ、あり得なさすぎ
笑いすぎて、お腹痛い
( ̄○ ̄;)

217 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/06/30(金) 07:31:27 ID:mNkA/m0Z
春日野の乗った花總ペガサスがクレーンで客席に迫ってきた。

春日野、満面の笑みを浮かべていた。

218 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/01(土) 02:08:14 ID:PD3X+P6s
その時、誰もが予想だにしない事が起きた。あの春日野が長年封じていた喉を解放した。開口一番あの名曲を歌いあげた「我が名はオスカル」雄々しくも美しいその姿に、観客の拍手は鳴り止まなかった。植田
感激の涙を堪えた
これこそが宝塚が求めた真のオスカル像だった。植田が30余年の歳月を費やしても完成しなかったオスカルがそこにはあった。
初代オスカル榛名感激のあまり涙が出なかった。

219 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/01(土) 03:08:24 ID:qKm9GzeC
誰もが感動に言葉を失う中、悲鳴のように叫ぶ者がいた。
「もうやめて!よっちゃん先生、死んでしまう!」
八千草薫だった。
わずか数作とはいえ春日野の相手役を務めた経験のある八千草には、分かっていた。
数十年ぶりの喉の解放が春日野の身体にとってどれほどの負担になるか。そしてその負担を
辛くも乗り切った春日野の身体が、長時間の拍手に耐えられるはずのないことも。
春日野は、微笑むように小さく歪んだ唇で「大丈夫やで」と呟き、そのまま意識を失った。
そして花總ペガサスからずり落ち、あろうことか

客席に 落下したのだ

220 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/01(土) 03:55:36 ID:w2Pimzul
もはやこれまでか。
誰もがそう思ったその時だった。

客席に落下していった春日野を疾風のごとく受け止める人影があった。


221 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/01(土) 04:03:16 ID:ykr22xPl
上手花道に待機していた轟ペガサスだった。
轟、銀橋にそっと舞い降りた。

222 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/01(土) 06:25:34 ID:phh2+IFJ
芸術祭受賞に輝き、リアルな演技には定評のある轟だ。
いななき、駆ける姿は馬そのものだった。

223 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/01(土) 11:10:48 ID:xEjp6K5X
上に尖がらせた髪も、馬のたてがみそのもだった。

224 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/01(土) 12:18:44 ID:PD3X+P6s
そしてそこには闇の帝王トート閣下が待ち受けていた「今こそ出かけよう黄泉の国へ」
轟 「春日野先生の魂は貴方には救えない」春日野「嫌よ逃げないわ諦めるにはまだ早い」悠然と喉を痛める覚悟で歌いあげた。トート。圧倒された。植田。胸をなでおろし舞台を見つめた。

225 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/01(土) 15:23:39 ID:bWBZTwy2
春日野を抱き上げ銀橋で見つめ合う轟。

花總は、まだ舞台上空で飛んでいた。

226 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/01(土) 15:53:02 ID:ykr22xPl
舞台が暗転した。
花總、まだ飛んでいた。

227 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/02(日) 00:34:14 ID:GrBhT3pw
次の幕までのつなぎは花總の銀橋ソロだった。
花總はゆっくり銀橋に降りると、いつの間にかHanacahgの衣装を身に纏っており、歌いだした。
曲は、駄作の呼び声が高い「虹のナターシャ」より「二つの故郷」。
山古志村への思いを涙ながらに歌い上げた。

一方客席はどよめいていた。
「花總は卒業したはずでは・・・?」
花總が復帰したのには止むを得ない事情があったからだ。

終演後、歌劇団から花總の去就問題について会見があるというFAXがマスコミに送られた。
ニューヨークタイムスをはじめ世界中からマスコミが集まった。



228 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/02(日) 00:36:48 ID:mdVVI29X
そして宝塚の舞台の見せ場とも言われる、初舞台生のラインダンス
フランス国歌にのせて初ういしいダンスをおどる初舞台生たち。その前に春日野がセリ上がってきた
観客 息を飲んだ。
「まさか…!??」
「無茶だ…!!」演出家の谷、止めようとした。
「春日野先生の力を、信じるんだ…!」
花總、浮遊しながらも固唾を飲んで見守っていた。

229 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/02(日) 02:45:47 ID:KPjqhCNe
春日野、見事なダルマ姿だった。

そして、満面の笑みを浮かべながらロケットのセンターに立った。

230 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/02(日) 14:04:15 ID:mdVVI29X
見事な直線を描いたラインダンス、そしてその笑顔から見てとれる貫禄。人々は拍手喝采を贈った。

231 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/02(日) 16:38:13 ID:xtgcEg0u
東京に住んでたとき、はなちゃんファンから実家の住所をたまたま聞いたんで
せっかくだからと実家に行き、記念写真を2枚ほど撮って帰ろうとしたら、
はなちゃんのお兄様に、はなちゃんのお友達ですか?と声をかけられ、
いいえ、ファンですと言って、ちょこっと立ち話をして家路についたのであった。
普通ならファンと思われるところを、はなちゃんのお友達と言われんで
気分がよかったのであった。
でもジェンンヌの実家に行ったのはこれが最初で最後であった。
いい思い出でアル。

232 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/02(日) 19:25:33 ID:X4fxqYRc
>231普通にヤバイよ、それ…

233 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/02(日) 23:09:14 ID:8Zx4X13+
私はつい最近行きました。写真は撮らなかったが。

というか、スレ違い。

234 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/03(月) 00:29:05 ID:HNn9DJTB
ラインダンスも終わりかけたかと思った頃、
なんと春日野のソロパートがあった。
それは、片脚を軸にしてもう一方の脚を上げたまま連続32回転するフェッテというバレエの大技だった。
春日野の全く軸のぶれないフェッテには、植田・谷も驚いて動けなかった。
「よっちゃん、いつの間にこんな稽古を・・・!」

思わぬ春日野のダンステクに、首脳陣は次回作の公演は洋舞中心でいくか?
よっちゃんトップのダンス公演の構想が出来上がりつつあった。

宝塚歌劇団、新たな挑戦の始まりだった。


235 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/03(月) 02:00:59 ID:PNmt/c8N
それを見つめていた八千草。ふと、終戦から数年が立ち、春日野の相手役になったばかりの時を思い出していた。そのとき春日野が不意にもらした言葉があった「私かて、洋物の踊りを踊りたいんや」
それから約半世紀の時をこえ、夢を叶えた春日野の姿に八千草はただ涙した。
植田感激の涙を押さえきれなかった。




236 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/03(月) 20:32:18 ID:AwpqpB+u
首脳陣の胸に次期春日野構想が去来し、
八千草が春日野の想い出を紐解いたその時だった。

「ヤッ!」の掛け声とともに、ロケットと春日野のフェッテがピッタリと決まった。

完璧だった。
感涙にむせぶ植田、更に泣いた。

237 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/05(水) 00:54:54 ID:MgPRAWeQ
ここに夢中です。

238 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/05(水) 00:57:18 ID:DQmNtHGE
>237 同じく

239 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/05(水) 00:57:32 ID:2MWxzWuR
でも最近面白くないぞ・・・

240 :1:2006/07/05(水) 01:06:40 ID:l+NYHUNW
ロケットダンサーズ全員が下手を向き、
前へ手をかけて袖へさがろうとしていた。

首脳陣の不安を払拭するかのように、
春日野は、考えるより先に体が動いた。

軽々と上がるそのステップに、観客達は総立ちになった。


241 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/05(水) 01:49:43 ID:cOZ2oHbA
春日野のダンスが客席を沸かせている時、
新たな動きがあった。

舞台にセリ上がってきた二人のロケットボーイを見て、
客席はどよめいた。

山古志村の男A・箙
山古志村の男B・大和

力強い牛飼いの舞と、歌声が春日野のダンスを支えた。

衣装に金糸の刺繍とスパンコールで彩られた
「農協」の文字が
輝きを放っていた。

242 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/05(水) 15:30:07 ID:GBmCLO2p
観客、泣いた。

243 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/06(木) 01:00:23 ID:8e6RN/y2
そして、フィナーレの定番ボレロ。ベルサイユのばらのフィナーレで有名なあの妖艶な曲が館内に響きわたった。
観客、ざわめいた「一体誰が踊るのか」
植田、固くなに舞台を見守っていた。そして大階段の上に現れた赤い衣装のダンサーは
春日野八千代だった。観客、一層ざわめいた。さっきのあのラインダンスを踊り終えながら、疲れがみじんも感じられなかった。
植田、宝塚歌劇団の未来を、春日野に託した。そして春日野が大階段の上で手をさしのべた相手役に、観客は、またも、驚かされた。春日野の相手の娘役はもはやこの人しか居なかった。
植田、春日野の判断に狂いは無かったと実感した。


春日野と揃いの色をした、赤いドレスを身に纏った、その相手役は






八千草薫だった。

244 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/06(木) 14:43:46 ID:0XN+tl+b
アゲ(´∀`)

245 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/08(土) 14:20:54 ID:v29skFUI
「よっちゃん先生、これが本当に先生のフィナーレでしてよ。
 さあ、二人で参りましょう」

八千草薫の瞳の奥には、マリー・ヴェッツェラならぬ八千草薫に扮した
トートの冷たい微笑みが宿っていた。

八千草、いや八千草ならぬトートに、もう迷いは無かった。

246 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/10(月) 23:46:17 ID:bQlvv5GU
春日野、眼が覚めた。

今のは夢だったのか・・


247 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/20(木) 01:41:59 ID:qFwgpdcN
夢オチはやめてよ。しらけるよ。

248 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/20(木) 17:48:07 ID:a9rjSBHJ
春日野は呆然としながら、朝刊を見た。
1面を見て絶句した。

そこには、ペガサスに乗り、優雅に光り輝く自分の姿があった。

夢ではなかった・・・!

249 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/07/21(金) 09:21:23 ID:k8Ilufhd
あげ

250 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/08/02(水) 18:16:10 ID:XZJD/XEb
キムシンが吉澤に物真似されてたな

251 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/08/08(火) 20:10:02 ID:7w5aJC7g
アゲアゲ↑↑

252 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/09/04(月) 00:30:04 ID:u883OGJ0
春日野の後見として

桜乃彩音が

ペガサスの尻尾にまたがった

253 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/10/15(日) 22:34:34 ID:5VrPsvFj
そして桜乃の後ろで踊る群舞は相変わらず彩音にけりを入れているかのように、
足を高く上げ殺気立った踊りを踊りながら見送った。

254 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/11/07(火) 00:57:02 ID:5+ZxYazB
「あ…あれは!」
桜乃が群舞を指差し叫んだ。

客席、その群舞を見て息を飲んだ。

群舞の男役全てが春日野の面をつけ、力強く踊っていた。

植田、泣いた。
宝塚の歴史に、春日野の存在が燦然と輝いた瞬間だった。

255 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/11/08(水) 20:39:11 ID:cuSJ10pz
衣裳部の威信をかけ、総スパンコールで手縫いで仕上げられた春日野の面は、
舞台上でますます輝きを増した。

そのあまりの神々しさにむせび泣く植田に奇蹟が起った。

突然群舞の男役達の面が真っ二つに割れ、春日野の生身の顔が出現した。

「まだまだ現役や〜…」

本物だった。
春日野は分身の術を体得していた。

256 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/12/03(日) 21:16:53 ID:3W5tX5Jr
数日後、予想だにしたい人事がヅカファン達に伝えられた。

257 :名無しさん@花束いっぱい。:2006/12/03(日) 23:29:06 ID:YNkv5iI8
ヘッドラァ〜イト テールラァ〜イト
旅はまだ終わらない〜

258 :名無しさん@花束いっぱい。:2007/01/04(木) 08:03:43 ID:5hfr88KA
なんと宙組の次期トップスターに春日野八千代を起用し、大和とのダブルトップスターが実現すると言うのだ。大和 発表に目を疑った。

259 :名無しさん@花束いっぱい。:2007/01/04(木) 09:04:19 ID:HTOD1uQs
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

素晴らしくよくできている!! 

あまりの面白さに、これは拍手!!



260 :名無しさん@花束いっぱい。:2007/01/05(金) 17:40:42 ID:3s8pfcEO
そして春日野の配役が決定した。ルパン
ワイヤーアクションを取り入れると言うのだ。春日野、戸惑った。

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