5ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【一人上手?】家は戦場【妄想上等!】Part2

1 :名無し迷彩:2006/09/11(月) 18:52:43
お座敷から派生したスレです。妄想に特化し
家の中を戦場、果ては悪党の取引現場にしてシューティング!
でも一人じゃないぜっモニターの向こうには中尉に大尉、本部長がっ!
そして違う場で戦う仲間がいるっw
双方向妄想の熱い戦い。馬鹿丸出しっていうなっやると楽しいんだ、
保証するw

390 :ワタギ ◆CCPN63vrlQ :2006/11/27(月) 22:29:35
ホルスターからグロックを抜き取り、マガジンの残弾を確認。スライドを掴み引く。
ギチリと金属がわななき、手を離すと弾丸がチャンバーに呑み込まれる。初弾装填。

俺はアメルダ、ジョゼフ、バンドウらと共に一階の部屋に陣取っていた。
他にもテルの若いのが数名いるが、いずれも銃を携え、戦の前の闘争心というものをチリチリと
燃え上がらせていた。

「ワタギ、様子を見てみろ」
バンドウの声で窓のカーテンを僅かに開き、様子を伺う。
あの紳士的な下っ端がまた応対に出ていく姿が見える。
あいつの手にはデリンジャーが握られている。相手に気取られないような小さな銃。
標的、つまり正面門で待っているミルズの者に確実に当たる距離まで近づき、撃つ。
奴らが怯んだ隙に俺らが接近し、残りの車のドライバーやらを捕らえる。

これが俺らの考えた作戦だ。
残念ながら相手を遠距離から狙えるスナイパーとか、車を吹き飛ばせるRPGなどは無い。
以前バンドウはヘビーマシンガンを入手したと言ったが、まさか据え置き型のを持ち歩くわけにもいくまい。
こっちの装備は良くてサブマシンガン。ジョゼフに至ってはリボルバーだ。
「お前、グロックを持ってなかったか?」
「あれは大事な物なんでね。それに俺には、こいつが似合ってる」
自身のホルスターから出して見せる。コルト・キングコブラ、357マグナム。4インチのモデルだ。

ジョゼフは確か人を殺したのは事故で一回だけで、場数を踏んでないはずだが、この状況下でやけに肝が
座っていた。

奴の父の死から、何か吹っ切れたものがあったのかもしれん。

391 :ワタギ ◆CCPN63vrlQ :2006/11/27(月) 22:31:05
一発の銃声。
「やったか!?」バンドウが張り上げた小声で聞く。
外を見ると、一人の人間が倒れていた。
……いや、撃たれたのはあの下っ端だ!
だがミルズの車からまだ数メートルも離れている。会話もせずに奴は撃ったのか?
「畜生。全員出ろ!花火大会をおっぱじめてやる!」
同時に外の見えないところから人間がぞろぞろと出てきた。全員が黒のツナギにタクティカルベストを着込み、
サブマシンガンを持った重装備だ。

「いつの間にあんなに潜んでたんだ!?」
そいつらは窓ガラスを次々と破り、建物内に進入してくる。CQBは免れないか。
「ザン!!」
バンドウの気合と共に、全員が散開。アメルダともジョゼフとも別々の方向に分かれる。
「生きていたら、また会いましょう」
まさかアメルダの口からそんなセリフが出てくるとは思わなかった。
「死ぬなよ」

廊下を駆けていく中で、こう思った。
俺も彼女も、組織に歯向かってまでなぜ生きようとするのか。
アサシンになってからいつ死んでもおかしくなかった。今日まで生きてこれただけで、奇跡みたいなものだ。

それで、未練は無いと?

いや、おおありだね。俺はまだ人生の半分も生きちゃいない。死ぬのはまっぴらごめんだ。
俺はまだ生き続ける。スミスみたいなジジイのほうが、死ぬのは先だ。

腕の一本や二本はくれてやってもいい。だが俺は勝ってやる。
そしてアメルダやジョゼフとまた会って、最後にスミスを殺してやる。
脳内麻薬がドバドバ出てくる中で、俺はそう誓った。

392 :ワタギ ◆CCPN63vrlQ :2006/11/27(月) 22:32:55
ホルスターのホックを外し、グロックを両手で包み込む。
目の前の曲がり角で黒ツナギの男達と出くわした。
グロックの照門と照星、そして標的へと視線を一直線に合わせ、直後トリガーを引き絞る。
バンバンバン!
手の中で弾丸が爆発。それは敵の胸元へ飛び込み、肉に喰らいつく。
感じたのは、徹底的に身体に馴染ませた、グロックの反動。
破裂音が耳へ突き刺さったと同時に男達は、阿鼻地獄に落ちたような嬌声をあげ次々と倒れていく。
これで三人、死体の山が出来上がる。

ドクン

……忘れていた。この生死のやりとり、この中で俺は生きている。
こいつらの命を奪い取り、その代わり俺が生き永らえる。
さあ、次に殺られたいのはどいつだ!?

「私などいかがでしょう」
廊下の影から出てきたそいつにグロックを向ける。見るとそいつは黒ツナギではない、スーツを着た男だった。
「貴方がミスタ・ワタギ?いきなり本命に出会えるとは、私も運が良い」
「お前は……いや、名を聞くつもりは無い」
「私も貴方に名乗るつもりはありません。もっとも、この業界ではポーンと呼ばれております」
「聞かないな」
「そうでしょう。貴方がご活躍されていた頃は、私は下部組織の人間でしかありませんでした。しかし貴方が逃げられて
からというもの私は次期アサシンに大抜擢され、様々な殺しをこなしてようやくここまで―」
バン!
今の発砲はわざと外してやった。
「お前、よく喋るな。ミルズには聞きたいことが山ほどあるから、お前から聞いていいか?」
「いいえ、答えるつもりもありません。なぜなら貴方は、ここで死ぬのですから」

393 :ワタギ ◆CCPN63vrlQ :2006/11/27(月) 22:34:13
奴はホルスターから銃を抜き、それを俺へと向ける。
ギラリと輝く、露出したバレル。ベレッタM92、エリート1A……!
ドンドン!
バンバン!
奴の放った弾丸をかいくぐり、カウンターの応射。だが奴も同じことを考えていたようで、弾は逸れた。
間髪入れず、俺は側にあったドアから部屋へと逃げ込む。
「ミスタ・ワタギ、貴方はまだ逃げるというのですか?」
五月蝿い。
バンバンバン!
ドンドン!
事務用の机をひっくり返しバリケードにする。奴の弾はその机が全て受け止めてくれた。良い机を使ってるな。
奴は部屋の外の壁に身を隠し、入り口から発砲している。

ふと足元を見てみると、どうやらこの机はバンドウの物のようで、彼の私物が転がっていた。
その中に、飲んでいる途中のボトルが紛れている。
俺はその瓶を掴み取り、ポーンへと投げつけた。反射的に奴は空中の瓶に向かって銃を放つ。
ガラスが砕ける音と共に、飛沫がポーンへと降り注ぐ。
「ッ!これは……!?」
アルコール度数90%、火気厳禁だぜ。

バキン!
奴が油断した隙に濡れた床へ向かって発射。途端にゴウ、と火の手が上がり、炎が奴を包み込む。
「ぎゃああああああ!!」
ぐるぐるとのた打ち回る。ダメ押しとばかりに、俺は奴の胸へ向けてグロックを放った。

被弾の衝撃で倒れこむ火だるま。だが奴はくるりとスーツを翻すと、途端に火は消え去った。
「なんだって……!?」
「防弾、防火、防毒の特注スーツ、これが武装というものですよ」
ポーンは先ほどと変わらないかのようにけろりとしていた。

つづく

502 KB
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.04.00 2017/10/04 Walang Kapalit ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)